私の日記

つぶやき日記

Schubert - Impromptu No. 3, Op. 90 (Kissin)

 

旋律の奥に響くアルペジオ

ゾクゾクと、、心が震えた

 

指先から紡ぎだされる音色に

深い想いや温かみを感じられて

心が洗われるような

優しい気持ちになれた

 

シューベルトという作曲家も

そんな人だったんだろうか、、

シューベルトキーシン

乗り移った瞬間を見た気がした。

 

キーシンは幼少の頃から

天才と騒がれてきても

それを鼻にかけることもなく、

ただ淡々と音楽と向き合い

貪欲で真摯な偉大な演奏家と感じる

 

ユダヤの血が流れシオニストであることを

公表した時に、キーシンの輝かしさの中に

見え隠れするどこか暗いイメージは

それだったのかなと思ったことがある。

 

和音が重なりあう時、音と音の隙間、、

内声がささやくように共鳴しあい、

そこに光と影が生まれて

音楽が3Dのように立体的に

情景が浮かびあがり聴こえてくることがある。

キーシンの音楽はそこが繊細で美しく素晴らしい