私の音楽日記

つぶやき日記

別れ

ClSchumann Waldszenen 9 Abschied Op. 82 

クラウディオ・アラウ

 

イェルク・デームス

 

シューマンの「森の情景」という作品の9曲目「別れ」という曲。

ドイツ語でAbscied

 

森の情景は、第1曲目「森の入り口」というタイトルで始まり

第2曲目から森の中で起きる様々なことがタイトルになっている。

第9曲目の「別れ」は、人との別離を表すよりは

森でキツネ狩りなどを楽しんで宿で一晩楽しんだことだし

さて、ぼちぼち日暮れも近くなってきたので帰ろうかと

森に別れを告げ現実世界へ戻ろうかと森から立ち去るような、

木漏れ日が赤く夕暮れ色に染まりながら

内声の和音がサワサワと音を立て木々を揺らしているような

そんな光景が浮かんでくる。

 

この作品を演奏しようかなと、それとなく先生に

打診してみたら反応が鈍かった。

「あなた、本当にシューマン作品を演奏するつもりなの?」

 

数か月前、「シューベルト作品にしてみたら?」と言われたのを

「いえ、シューマン作品にしようかと思っているんです」と

自分の気持ちを伝えたら

「あなた、前回もシューマン作品だったでしょう?」

なんとなく、シューマンは避けて欲しそうに聴こえた。

でも、私、シューマンが好きだから・・・

ショパンシューマンと同い年でショパンの方が華やかなのに

どこかどんよりと淀みのありそうなシューマンに惹かれる。

 

20年近く私は先生の言いなりで

自分が演奏したい希望が叶ったのは2回。

それ以外は先生からのご提案に従ってきたので、

今回は私の希望を叶えたいかなぁ

 

演奏したい何曲かのうちの1曲がこの「別れ」。

この作品からは感情的な哀しみ、寂しさが感じられず、

またそのうち来るからねと言い残して

後ろ髪を引かれるような名残惜しい思いで

帰ろうかと告げているようで

旅の終りっぽい感じが好きだ