私の音楽日記

つぶやき日記

ピアノを本気で学ぶきっかけとなったできごと

 

T-SQUARE、昔はTHE SQUAREというバンドだったと思う。

バンド名を知らない人でも、F1のオープニングテーマ曲を

知っている人は多いと思う。

 

私はすでに社会人の時期に、中学時代のクラスメイトH君は

M大法学部に通う学生で軽音楽部の部長をしていたようだった。

朝、通勤に向かう混雑した電車内でH君が偶然隣に立っていた。

「おっ!久しぶりだな、元気だった?

 僕のバンドのキーボードいなくて困っててさ、頼めない?

 今度さ、家に音楽テープを届けるからヨロシクね!」

 

当時は幼少から小学校中学年ぐらいまでしかピアノを

習った経験のない私に学生バンドのキーボード?

かなり強引に押しつけられて、まったく弾けないのに

弾くしかない状況に追い込まれて与えられたのがこの曲だった。

 

楽譜がないので耳でコピーして音取りをして、なんとか

頭の中で鳴る物を指先に伝えて音にすることを繰り返した。

スタジオで練習のある時はH君が車で送迎してくれていたと思う。

大学祭と雲竜ホールだったかでM大学の演奏機会がある時に

2度ほどステージに立った。

 

その演奏経験をしたことによって、「こりゃいかん、、」

かろうじて学生バンドの中ではキーボードをこなしたものの

やっぱり、クラシックピアノの基礎を勉強しないとダメだ、、

そう思ったのは24歳頃だったろうか

 

その後、本格的にクラシックピアノを勉強できる時間ができたのが

35歳くらいだったので、その時からようやく本当に真剣に集中して

ピアノの猛勉強が始まった。

 

だから、私が今ピアノの勉強を続けている裏には

こういった作品を思うようには弾けなかった悔しさが

きっかけとなっているし、今に至っている。

 

フュージョンでもジャズでもロックやJ-popのキーボードでも

耳コピーできるからテキトーに弾けちゃえば良さそうだけど、

でも本当に良い音色の質の高い音楽を追究したいと思うと

やっぱり運指が美しいこと、指に筋肉があることで

良い音色を出せる条件にもなるので、ピアノの演奏基礎を

学ぶのは良いことではないかなと思う。

 

矢野顕子松任谷由実も、さらりと弾き語りをしているけれども

ピアノのテクニックに不安を感じないよう、見えないところでは

日頃からピアノの演奏練習なども行っていると思う。

 

矢野顕子はかなりピアノの練習が好きな人のようで

「昨日できなかったことが、今日できるようになることに喜びを感じる」

とラジオ番組で語るのを聴いたことがあった。

 

プロのアーティスト達は演奏できて当たり前と思われているし、

さりげなく楽しそうに演奏しているようにみえるけれども

裏では、きちんと日々積み重ねの努力をしている。

 

音楽を奏でようとする時、努力することを怠けると、

あっという間にテクニックが後退して脳と指の反応が悪くなり、

反射神経が衰える! それがイチバン恐ろしいことである。