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私の音楽日記

つぶやき日記

ロンドン大衆紙の盗聴盗撮の発端となった事件

 

 先日、週刊文春と、廃刊に追い込まれたロンドン大衆紙

 ニューズ・オブ・ザ・ワールドは似ていると記事にした。

 

 どこが似ていると感じるかといえば、噂程度の情報を集めて聞き取った

 のではない正確な詳しい情報を仕入れている点が似ていると思う。

 

 正確な情報を入手するためにニューズ・オブ・ザ・ワールドはどういった

 手法を使っていたかというと、編集者自身が取材活動をするのではなく

 副編集長や編集長らが私立探偵を雇い入れていた。

 依頼を受けた私立探偵は元締めのような人物で、その元締めが

 私立探偵Aには盗撮依頼、警察官Bには盗聴依頼するなど、

 複数の私立探偵を雇い分業で動いていた。

 

 そして、私立探偵と汚職まみれの警察官もまた手を組んでいた。

 なぜ大衆紙と私立探偵、警察官が手を組むことができたのかというと

 1987年にさかのぼる。

 

 私立探偵ダニエル・モーガンは、ニューズ・オブ・ザ・ワールドの

 お抱え私立探偵ジョナサン・リー(元締め)からビジネスパートナーとして

 警察の汚職を調査するよう盗撮依頼を受けたが、調査中に何者かによって

 殺害された。発見当時、頭に斧が突き刺さった状態で遺体は発見された。

 この時ジョナサン・リーは、警察官には盗聴取材をさせていた。

 

 モーガン家はダニエル・モーガンの殺害について警察に被害届を出し、

 ジョナサン・リーを犯人として立件するように申し立てをしたが

 警察は様々な理由をつけて立件を阻止し迷宮入りにした。

 

 時を経て、2002年にサン紙ジャーナリストのデイビッド・クックは

 モーガン家の取材を行ったが、クックの自宅はその時から

 ニュース・オブ・ザ・ワールドの複数の車に取り囲まれ、

 自宅内や電話での会話などの全てが、ニュース・オブ・ザ・ワールド

 監視下に置かれ盗聴されたことがわかった。

 

 その当時の編集長はレベッカブルックスだった。

 

 これまで、ニュース・オブ・ザ・ワールドがマスコミを牛耳ってきた。

 イギリス最大の警察が、イギリスメディアと連携して殺人事件の捜査を

 阻止してきた。

 

 イギリス労働党議員のトム・ワトソン氏は、警察もマスコミも

 暗黒の組織に足を踏み入れてしまったと語る。

 

 「ダニエル・モーガン殺人事件には新聞社と警察が関わっていることは

 明らかである。警察関係者は、ニューズ・オブ・ザ・ワールドから資金を

 もらっていたことを告白している。

 当時、ニューズ・オブザワールドが雇った私立探偵も、この事件に

 関与しているに違いないため、判事が調査するべきである」としている。

 

 廃刊の大衆紙ニューズ・オブ・ザ・ワールドは記者自身が直接盗聴や盗撮を

 行ったのではなく、私立探偵や警察官を使い巧妙に盗聴工作を行い

 数々のスクープを売り出してきた。

 結局、数々のスクープを盗聴や不正アクセスによって売り上げてきたため

 最後は廃刊に追い込まれた。

 

 ロンドンの話ではあるけれども、大衆紙が現実にこういった悪質な盗聴、

 不正アクセスにより著名人たちを追い詰めてきた事件を知っていたので

 ASKA氏が、盗聴を疑ったことを単なる被害妄想と片たづけてしまい

 精神的に問題があるとされるのは、どうなのかなとは思ったし

 曲や声を盗むためというよりは、スクープのために監視盗聴ハッキング

 された可能性は否定できないと思った。

 盗聴の問題と薬物の問題とは切り離すべきではないかと思った。